アメリカのダイエット
アメリカでは成人の60%以上が肥満といわれています。年間30万人以上が肥満に起因する疾患で死亡しているというから事態は深刻です。また、肥満によって仕事の生産性も低下しているため経済的にもマイナスの影響を及ぼしている。ここまで来れば政府や地域社会までもが肥満問題に取り組まざるを得ず、ヘルシーな食生活を奨励したりしている。私の住むLAでも、ちょっと郊外に行けばやせている人を見つけるのが難しいほど。子供も15%以上が肥満というから食生活を根本的に見直さない限り、この国の肥満問題は解消できそうにありません。
ダイエット法としては「サウスビーチダイエット」がまだまだ人気。これは炭水化物や脂肪をむやみに減らすのではなく、白米ではなく玄米、牛肉ではなく鶏肉というように、よい炭水化物、よい脂肪分を摂るという方法で、ストレスも溜まりにくいから続くと評判なのだ。私の友人もこの方法で10ポンド(約4.5kg)落とした。また、アメリカではFat free (脂肪分ゼロ)やSugar free(砂糖不使用)フードが進んでいて、食事のカロリーを抑えたいための商品は豊富。健康を気にしてか、これらの食品を利用してやせようとしている太めの友人も多い。ジムで筋トレに励む人達は、洋服をかっこよく楽しく着こなしたいという明確なモチベーションを持っているようだ。
結局は目的意識を持つことに尽きるのだろうが、ほとんどの人達は肥満による病気への不安が理由でダイエットに取り組んでいる。
また、アメリカは「サプリメント大国」とも言われているくらい、サプリメントが一般的に広く利用されています。あるデータでは米国成人の60%以上が何らかの形で日常的にサプリメントを利用していると言われており、2000年の売上はなんと167億3,000万ドル(約2兆円)にものぼるそうです。この傾向が続き皆が健康を手に入れることを願うばかりだ。
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デジタルオシロスコープ
Last update:2021/7/1
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